2015年12月24日木曜日

コモンレールインジェクタID登録(バネットSKF2V) 『会社の車で練習します。』( `ー´)ノ

バネット(SKF2V)を入庫させました。

エンジンはディーゼルのRFーCDTです。


・・・・・依頼内容・・・・・

コモンレールのインジェクタ交換。

廃車になる車が会社にあったので、練習として脱着とインジェクタID登録に挑戦しました。



・・・・・作業・・・・・

とり合図、コモンレールインジェクタを取り外します。

運転席のシート等を外して、作業し易くします。

運転席シート取外し。

運転席シート下のカバーを取り外し。




次にシリンダヘッドカバーを取り外します。

シリンダヘッドカバー取外し後。



インジェクションパイプを取り外します。

インジェクションパイプのナットを緩めています。

スパナやモンキーレンチでは、ネジが硬くてなめそうだったので、クローレンチという工具を使いました。

インジェクションパイプの1番と2番を取り外しました。



フューエルリークパイプとインジェクタのブラケットを外します。

赤矢印:ブラケットのボルト
黄矢印:リークパイプのボルト
※リークパイプは各インジェクタにもボルト止めしてあります。



インジェクタをモンキーレンチで左右に回し固着を取りながら外します。

赤丸の中にインジェクタがありました。

赤矢印:インジェクタ
黄矢印:ノズルシール
※ノズルシールはインジェクションパイプのシリンダヘッド側の取り付け部についています。(取外しは押し出すだけです。)

取外しは、完了です。

今回は、1番シリンダだけ取り外しました。


組み付けはガスケット類を交換して逆順です。



最後にインジェクタのID登録をします。

インジェクタIDはインジェクタの頭側に書いてあります。

インジェクタIDは、30桁の英数字です。

診断機(Gスキャン)の作業サポートで、登録します。

各インジェクタのIDを入力するだけです。

以上で、インジェクタID登録完了です。


初めて、コモンレールのインジェクタの脱着とID登録をしましたが、特殊工具等も必要なくできました。(^_^)v

※診断機は必要です。

少し自信がついたので、今後はコモンレール関係の修理にも手を出していこうと思います。( `ー´)ノ

2015年12月17日木曜日

O2センサー故障(アルファードANH10) 『B1S1て何ですか?』(-ω-)/

アルファードが入庫です。

型式:ANH10W
エンジン:2AZ


・・・・・依頼内容・・・・・

エンジンチェックランプが点灯するので点検修理してほしい。

赤い矢印部分がエンジンチェックランプです。



・・・・・作業・・・・・

エンジンチェックランプが点灯しているということで、診断機をあてます。

P0135 O2センサーヒーター系統B1S1


B1S1ということで、エキゾーストマニホールドに付いているO2センサーのようです。

参考
B1:1番シリンダのマニホールド。
B2:1番シリンダ以外のマニホールド。
S1:フロント側(触媒より前)
S2:リヤ側(触媒より後)

こんな感じで見分けることが、できるようです。

これで、O2センサーが4個付いている車でも見分けられます。(^ω^)

この車は、O2センサーが2個付いている車でした。


ということで、1番シリンダのフロント側のO2センサーを交換します。

エキゾーストマニホールドについています。

O2センサー用のソケットレンチです。
(配線の逃がし溝があります。)

取り外したO2センサーです。

新品のO2センサーです。

O2センサー取り付け後です。


O2センサーの交換が終わったので、確認します。

エンジンチェックランプが消えました。

診断機の故障コードもなしで、正常です。
(故障コードは1度消去して確認しています。)


冷間始動させ、30分程度走行テストしました。

特に問題ありませんでしたので、作業完了です。


O2センサーの見分け方を覚えておくと、非常に便利です。

作業時間も1時間程度で楽な作業でした。(^_^)v




2015年12月12日土曜日

スピーカー取り付け(アクア)『良い音出るかな~』(p_-)

アクアが入庫です。



・・・・・依頼内容・・・・・

カロッツェリアのスピーカー(TS-F1630)と交換。



・・・・・作業・・・・・

ドアの内貼りを外していきます。

まずは、パワーウインドウスイッチから外します。

上に引っ張るだけです。(クリップで付いています)


隠しネジを取り外します。

パワーウインドウスイッチを取り外した裏に2個あります。

インナーハンドルのカバーの中にあります。



ドアの内貼りを引っ張ります。

インナーハンドルにワイヤーが付いているので引っ張りすぎに注意です。

ワイヤーを取外しで内貼りを完全に取り外します。

取外し完了です。


次に純正スピーカーを外します。

リベット止めのためドリルで中心に穴を開け取り外します。


リベット取外し完了。


純正スピーカーを取り外します。

純正スピーカー表

純正スピーカー裏



取外し終わったので、カロッツェリアのスピーカーを取り付けます。

まずは、バッフルから取り付けます。

アクアのフロントスピーカー用取り付けキット(UD-K121)に入っています。

取り付けキット内のネジとナット3本で取り付けます。


後は配線を取り回して、スピーカーを付けます。

スピーカー取り付け完了です。(キット内のネジ4個)

最後に内貼りを組みます。


すべての作業が完了です。

さっそく、音を聞いてみます。

高音が良く響いているように感じます。

音痴の私でも、体感できるとは流石です。(p_-)

少し興味が出てきたので、オーディオ関係の勉強も始めようと思います。(^ω^)




2015年11月25日水曜日

ハブボルト交換(バモスホビオHM3) 『折れてます。』(p_-)

バモスホビオ(HM3)が入庫です。


・・・・・依頼内容・・・・・

リヤハブボルト交換。



・・・・・作業・・・・・

交換するハブボルトを確認します。

左下が見事に折れてます。

まずは、タイヤを外すためホイールナットを緩めます。

緩みません・・・。(;´Д`)

ハブボルト折れそうです。

お客様に確認を取り、緩めます。


見事に折れました。(>_<)

折れずに残ったのは1本のみです。


ブレーキドラムを外すため、割ピンとスピンドルナットを取り外します。

スピンドルナット取外し後。


リヤブレーキドラムワッシャーを取り外します。

ワッシャー部に給油します。

ネジ山が壊れないようにスピンドルナットを軽く取り付けて、ハンマーで叩きます。

リヤブレーキドラムワッシャーの固着が取れたら、マイナスドライバーで引っ張り出します。

リヤブレーキドラムワッシャーはテーパ状になっています。


ブレーキドラムを引っ張り出します。

スライディングハンマー等を使いブレーキドラムを外します。

ドライブシャフトのスプラインが噛んでいます。
(硬くて抜けにくいです。)


ハブボルトを交換します

ハブボルト抜き取り前。

表側からハンマーでハブボルトを叩きます。


ハブボルト抜き取り後。

新品ハブボルトの位置決めをして、裏からハンマーで軽くたたき固定します。

表からナットを噛ませて、ハブボルトを引っ張り出します。

ハブボルト引っ張り出し途中。


ハブボルト取り付け完了。

ハブボルトの長さ、組み付け具合を確認します。


ブレーキドラムを組み付けます。

スピンドルナットは規定トルクで締め付けます。
スピンドルナット規定トルク:196N・m


組み付け後。

ハブキャップとタイヤを組み付けて作業完了です。


走行テストをします。
(ドライブシャフト横の車輪速センサーが、無事か確かめます。)

作業時間が1時間ぐらいかかってしまいました。(´Д`)

予想以上に、時間がかかってしましました。

もう少し、早く作業できるように修行します。(/ω\)




2015年11月22日日曜日

電動P/Sトルクセンサ配線不良(エブリィDA64W) 『ハンドルが重いですよぅ』(/・ω・)/

エブリィ(DA64W)が入庫しました。



・・・・・依頼内容・・・・・

ハンドルが重くて、パワーステアリングの警告灯が点灯したので点検修理。



・・・・・作業・・・・・

現象確認から行います。

オレンジの警告灯がパワーステアリングの警告灯です。

ハンドルは確かに重く、警告灯も点灯しています。

この車は、電動パワーステアリングでした。(現象確認ついでに確認しました。)


警告灯が点灯しているので、故障診断機で故障コード読もうとしましたが、読み取れませんでした。(>_<)


仕方がないので、手動で読み取ることにしました。

助手席足元の6P端子の右上をアースに落として読み取ります。
(パワステ警告灯の点滅で読み取ります。)


故障コード:P1113(メイン/サブトルクセンサー不一致)を確認しました。

トルクセンサーの信号電圧に『メイン』『サブ』でずれが出ているようです。

とり合図、配線から点検していきます。

パワステコンピュータ側のトルクセンサー配線コネクタ
(助手席足元)

パワステトルクセンサー側のトルクセンサ配線コネクタ
(Fバンパー裏)


メイントルクセンサ配線:正常(断線・短絡なし)

サブトルクセンサ配線:異常(断線あり)

サブトルクセンサー配線が∞Ωでつながっていないようです。


念のために、サブトルクセンサー配線をコンピュータに直結してみました。

トルクセンサーのサブトルクセンサー配線の付け根に信号取り出し線を付けます。


コンピュータのサブトルクセンサー配線の付け根に信号取り出し線を付けます。


お互いの信号取り出し線をくっつけます。



エンジン始動して確認します。

ハンドルが軽くなり警告灯が消灯しました。(^_^)v

オレンジのパワーステアリング警告灯が消えました。


問題はどこで断線しているかです。(;´Д`)

コネクタ付け根から配線を取り直した方が早そうです。

トルクセンサー側のサブトルクセンサー配線をつなぎなおそうと、引っ張ったら・・・・。

コネクタから配線が抜けてきました。(/ω\)

コネクタの中で、断線していた見たいです。


配線取り直しから修理に予定変更です。

コネクタを分解して端子を抜きとります。


ハンダ付けしました。
(ハンダ付けすぎると、端子が入らなくなるので注意です。)


後は組み付けて、作動確認です。

ハンドルも軽く、警告灯も消灯しています。

走行テストも良好です。


なぜ、コネクタ内部で配線が切れたのか不明です。

自然とコネクタ内部の配線が切れたとは、考えにくいです。

気になりますが、直ったので作業完了とします。( `ー´)ノ