2016年1月30日土曜日

ISCVの汚れ(ワゴンR MC22S) 『エンストします。』(/ω\)

ワゴンR(MC22S)が入庫です。


・・・・・依頼内容・・・・・

エンジンをかけても、すぐにエンストするので原因を調べてほしい。


K6Aエンジンターボ無。




・・・・・作業・・・・・

現象確認します。

エンジン始動します。

エンジンはかかりましたが、回転数が落ちてきてそのままエンストです。



少しアクセルを踏んだまま維持して、再度エンジン始動します。

はい、エンストしません。



ということは、ISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)の不具合の可能性が高いです。

ISCV取付状態。


ISCV外してエンジン始動します。

エンジン回転数は、かなり高いですがエンストせず維持できます。

ISCVからの吸入空気が少ないので、エンストいるみたいです。



スロットルボデー内のISCV通路を清掃します。

ISCV取外し後のスロットルボデー側


ISCVも清掃します。

注意:直接キャブクリーナー等を吹きかけるとISCV短絡(ショート)して壊れる場合があるので、ウェスで拭く程度です。

ISCV

短絡(ショート)していると、コンピュータまで壊れるそうなので、テスターで一応点検します。

約30Ωでした。

基準値:28Ω~32Ω(20℃)


動きも点検します。

ISCVを外した状態で、キーをONにするとイニシャルチェックでISCVが少し動きます。

動いているし、正常だろうと判断ました。


ISCVを組み付けます。

エンジン始動します。

エンストしなくなりました。(^_^)v

ワゴンRのISCVとカム角センサーの不良でのエンストは多い気がします。