2015年11月22日日曜日

電動P/Sトルクセンサ配線不良(エブリィDA64W) 『ハンドルが重いですよぅ』(/・ω・)/

エブリィ(DA64W)が入庫しました。



・・・・・依頼内容・・・・・

ハンドルが重くて、パワーステアリングの警告灯が点灯したので点検修理。



・・・・・作業・・・・・

現象確認から行います。

オレンジの警告灯がパワーステアリングの警告灯です。

ハンドルは確かに重く、警告灯も点灯しています。

この車は、電動パワーステアリングでした。(現象確認ついでに確認しました。)


警告灯が点灯しているので、故障診断機で故障コード読もうとしましたが、読み取れませんでした。(>_<)


仕方がないので、手動で読み取ることにしました。

助手席足元の6P端子の右上をアースに落として読み取ります。
(パワステ警告灯の点滅で読み取ります。)


故障コード:P1113(メイン/サブトルクセンサー不一致)を確認しました。

トルクセンサーの信号電圧に『メイン』『サブ』でずれが出ているようです。

とり合図、配線から点検していきます。

パワステコンピュータ側のトルクセンサー配線コネクタ
(助手席足元)

パワステトルクセンサー側のトルクセンサ配線コネクタ
(Fバンパー裏)


メイントルクセンサ配線:正常(断線・短絡なし)

サブトルクセンサ配線:異常(断線あり)

サブトルクセンサー配線が∞Ωでつながっていないようです。


念のために、サブトルクセンサー配線をコンピュータに直結してみました。

トルクセンサーのサブトルクセンサー配線の付け根に信号取り出し線を付けます。


コンピュータのサブトルクセンサー配線の付け根に信号取り出し線を付けます。


お互いの信号取り出し線をくっつけます。



エンジン始動して確認します。

ハンドルが軽くなり警告灯が消灯しました。(^_^)v

オレンジのパワーステアリング警告灯が消えました。


問題はどこで断線しているかです。(;´Д`)

コネクタ付け根から配線を取り直した方が早そうです。

トルクセンサー側のサブトルクセンサー配線をつなぎなおそうと、引っ張ったら・・・・。

コネクタから配線が抜けてきました。(/ω\)

コネクタの中で、断線していた見たいです。


配線取り直しから修理に予定変更です。

コネクタを分解して端子を抜きとります。


ハンダ付けしました。
(ハンダ付けすぎると、端子が入らなくなるので注意です。)


後は組み付けて、作動確認です。

ハンドルも軽く、警告灯も消灯しています。

走行テストも良好です。


なぜ、コネクタ内部で配線が切れたのか不明です。

自然とコネクタ内部の配線が切れたとは、考えにくいです。

気になりますが、直ったので作業完了とします。( `ー´)ノ