・・・・問診&症状確認・・・・
『ヘッドライトが、突然消えるので、点検してください』
どれどれ、ライトON。
約15分後、右ヘッドライト(ロービーム)消えました。
よく見ると、アトレーさんは、ディスチャージバルブです。
ディスチャージヘッドライト仕様があるんですね。
『右側だけが消えるのですか。?』
『いえ、左も消えます。1回、スイッチをOFFにすると点灯はできます。』
スイッチOFF。そして、ON。
右ロービーム復活。(@_@;)
『症状はわかりましたので、お預かりします。』
『高電圧部の故障の場合は、部品交換してみないとわからない場合がありますので、その時はご連絡させていただきます。』
・・・・作業開始・・・・
ヘッドライトスイッチON~。
点灯良好。
約20分後。
はい、右ロービーム消えました。
右が良く消えるので、右側から攻めてみます。
バンパーと右ヘッドライトを外します。
右ロービームの作動電圧を測定したいので、セッティング開始します。
まずは、右ロービームのプラス側とアース側に測定端子を差し込みます。
そして、テスターをセット。
ライトスイッチON
右ロービーム点灯時の電圧測定。
約13.7V
ライトが点灯しているので、もちろん、電圧あります。
はい、約20分ぐらいでライト消えました。
消えたときの電圧測定。
約14V 電圧あります。
電圧があるのに消えています。
高電圧部の不具合ですね。
もう一度、確認したいので、スイッチを一旦OFFにして再度点灯させます。
今度は、なかなか消えないと、思ったら左ロービームが消えています。(;一_一)
これならどうだ。
もう、どちらが、消えても大丈夫。
はい、左消えました。
消えたときの電圧測定。
約14V 電圧あります。
ここから先は
『ヘッドライトコンピュータ(バラスド)』
『配線』
『ディスチャージバルブ』
しかありません。
不具合箇所を絞り込みたいが、高電圧部で点検できない。(-_-;)
しかも、左右とも消えるので、左右のディスチャージバルブ入れ替えても意味がない。
困ったな~。(^^ゞ
まあ、配線だけでも点検します。
接触抵抗もなさそうだし、問題なさそうです。
ディスチャージバルブを交換して様子を見ることにします。
お客さんの了解を得てディスチャージバルブ交換。
そして、点灯確認。
1時間放置。
消えません。
再度、スイッチOFF、ONして2時間放置。
消えません。
ディスチャージバルブ・・・怪しい。(;一_一)
新車購入して5年間ディスチャージバルブは交換していないとのことで、単なるディスチャージバルブの寿命だった気がします。
市販の安いディスチャージバルブは1年ぐらいで寿命を迎えることがあるそうです。
今回は、お客さんに納車して様子を見てもらうことになりました。
ヘッドライトが消えないことを祈ってお客さんに納車しま~す。
『南無~』