・・・・・依頼内容・・・・・
ハンドルが重くて、パワーステアリングの警告灯が点灯したので点検修理。
・・・・・作業・・・・・
現象確認から行います。
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オレンジの警告灯がパワーステアリングの警告灯です。
ハンドルは確かに重く、警告灯も点灯しています。
この車は、電動パワーステアリングでした。(現象確認ついでに確認しました。)
警告灯が点灯しているので、故障診断機で故障コード読もうとしましたが、読み取れませんでした。(>_<)
仕方がないので、手動で読み取ることにしました。
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助手席足元の6P端子の右上をアースに落として読み取ります。
(パワステ警告灯の点滅で読み取ります。)
トルクセンサーの信号電圧に『メイン』と『サブ』でずれが出ているようです。
とり合図、配線から点検していきます。
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パワステコンピュータ側のトルクセンサー配線コネクタ
(助手席足元)
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パワステトルクセンサー側のトルクセンサ配線コネクタ
(Fバンパー裏)
メイントルクセンサ配線:正常(断線・短絡なし)
サブトルクセンサ配線:異常(断線あり)
サブトルクセンサー配線が∞Ωでつながっていないようです。
念のために、サブトルクセンサー配線をコンピュータに直結してみました。
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トルクセンサーのサブトルクセンサー配線の付け根に信号取り出し線を付けます。
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コンピュータのサブトルクセンサー配線の付け根に信号取り出し線を付けます。
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お互いの信号取り出し線をくっつけます。
エンジン始動して確認します。
ハンドルが軽くなり警告灯が消灯しました。(^_^)v
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オレンジのパワーステアリング警告灯が消えました。
問題はどこで断線しているかです。(;´Д`)
コネクタ付け根から配線を取り直した方が早そうです。
トルクセンサー側のサブトルクセンサー配線をつなぎなおそうと、引っ張ったら・・・・。
コネクタから配線が抜けてきました。(/ω\)
コネクタの中で、断線していた見たいです。
配線取り直しから修理に予定変更です。
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コネクタを分解して端子を抜きとります。
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ハンダ付けしました。
(ハンダ付けすぎると、端子が入らなくなるので注意です。)
後は組み付けて、作動確認です。
ハンドルも軽く、警告灯も消灯しています。
走行テストも良好です。
なぜ、コネクタ内部で配線が切れたのか不明です。
自然とコネクタ内部の配線が切れたとは、考えにくいです。
気になりますが、直ったので作業完了とします。( `ー´)ノ