・・・・問診、症状確認・・・・
『エンジン警告灯が点灯して消えないんです。』
『エンジン警告灯は1度消したのですが、また点灯しました。』
『時々、エンジンが2500回転ぐらいの時に回転数が上下してハンチングみたいになるんです。』
『お車、見させていただきますね。』
エンジン警告灯は、点灯しています。
エンジンのハンチングは、2500回転ぐらいまで回してもハンチングしません。
数度、繰り返したが症状確認できません。
『ハンチングは確認できないので、難しいですね。』
『ハンチングはエンジン警告灯との関連性があるかもしれませんし、まずは、エンジン警告灯から点検しますね。』
『はい、原因が解ったら連絡ください。』
『では、お車お預かりします。』
・・・・作業開始・・・・
エンジン警告灯が点灯しているので、何処の系統に異常があるか、診断機を使用してチェックします。
故障コード P1130 スワールコントロールソレノイド制御系のようです。
スワールコントロールソレノイドを整備書で確認。
スワールコントロールバルブという吸入空気をの流れを調整して渦流を作る部品があります。
その制御を行っているスワールコントロールソレノイド関係に異常があると、この故障コードP1130が入力され、エンジン警告灯が点灯するようです。
また、スワールコントロールソレノイドはエンジン2000回転以上で作動するようです。
故障コードを1度消して、エンジン始動。
エンジン回転を2000回転以上を数回繰り返すと、エンジン警告灯が点灯しました。
診断機で再度点検すると。
故障コード P1130 スワールコントロールソレノイド制御系。
間違いないようです。
診断機のデータ表示でスワールコントロールソレノイドの作動状態を確認。
↑
上から3番目スワールCONT S/VがON
↑
上から3番目スワールCONT S/VがOFF
警告灯不灯時(正常時)
アイドリング時 OFF
エンジン回転2000回転以上 ON
警告灯点灯時(異常時)
アイドリング時 OFF
エンジン回転2000回転以上 OFF
スワールコントロールソレノイドが動いていないようです。
故障コード消して、再度データ確認します。
あ、あれ
故障コード消しても、すぐに故障コードP1130が出てきます。
完全に壊れたようです。
少し、焦りましたが、完全に壊れてもらった方が調べやすく好都合。(^^)v
スワールコントロールソレノイドの電圧点検します。
まずは、コネクターに測定端子を差し込んで準備します。
そして、テスターを接続して診断機も準備。
準備完了です。
後は、診断機のアクティブテストという項目で、コンピュータからスワールコントロールソレノイドをONしなさいという信号を強制的に出させます。
アクティブテストでスワールCOVT S/Vを強制的にONします。
アクティブテストでスワールCOVTS/Vを強制的にOFFします。
同じく、電圧は約12Vで、ONしてもOFFしても変化がありません。
ソレノイドの両端で電圧を計っているので、ONの時は12VでOFFの時は0Vになるはずですが、変化がないのでスワールコントロールソレノイドが怪しいです。
ソレノイド本体にテスターを当てます。
∞Ω(オーバーレンジ)です。 基準値:28Ω (気温20℃)
心配性なので最後に疑似抵抗をコネクタに取り付けて警告灯が消せるか確認します。
今回は15Ωの疑似抵抗を入れました。
診断機で故障コードを消去します。
無事、消去できました。
スワールコントロールソレノイドの故障で間違いないようです。
スワールコントロールソレノイドを交換します。
作業しやすい場所にあり、交換は簡単です。
交換作業時間は5分ぐらいで完了しました。
診断機でスワールコントロールソレノイドの作動確認しましたが、問題なしです。
次に走行テストします。
1時間ぐらい、エンジン回転を3000ぐらいまで回しながら走ってきました。
エンジン警告灯も点灯せず、ハンチングも起こりません。
どうやら、故障は改善されたようです。
エンジン回転2000回転で、スワールコントロールソレノイドが作動するので、2500回転でハンチングは、関連性がある可能性があります。
お客さんに状況を説明し、症状の確認ができないハンチングに関しては、様子を見ていただくことになりました。
とり合図、エンジン警告灯の点灯は、修理完了です。
ハンチングに関しては、症状が確認できず心残りですが、お客さんに納車します。
『ハンチングも改善されていますように~』(-_-)/~~~
心配性なので最後に疑似抵抗をコネクタに取り付けて警告灯が消せるか確認します。
今回は15Ωの疑似抵抗を入れました。
診断機で故障コードを消去します。
無事、消去できました。
スワールコントロールソレノイドの故障で間違いないようです。
スワールコントロールソレノイドを交換します。
作業しやすい場所にあり、交換は簡単です。
交換作業時間は5分ぐらいで完了しました。
診断機でスワールコントロールソレノイドの作動確認しましたが、問題なしです。
次に走行テストします。
1時間ぐらい、エンジン回転を3000ぐらいまで回しながら走ってきました。
エンジン警告灯も点灯せず、ハンチングも起こりません。
どうやら、故障は改善されたようです。
エンジン回転2000回転で、スワールコントロールソレノイドが作動するので、2500回転でハンチングは、関連性がある可能性があります。
お客さんに状況を説明し、症状の確認ができないハンチングに関しては、様子を見ていただくことになりました。
とり合図、エンジン警告灯の点灯は、修理完了です。
ハンチングに関しては、症状が確認できず心残りですが、お客さんに納車します。
『ハンチングも改善されていますように~』(-_-)/~~~