2015年11月5日木曜日

フロントハブベアリング交換(サクシードNCP59) 『錆びてゴロゴロしてます。』(p_-)

サクシード(NCP59)のフロントアクスルASSYが2個入庫しました。



・・・・・依頼内容・・・・・

フロントハブベアリングの交換(左右)。



・・・・・作業・・・・・

まずは、プレスにセットします。

バックプレートが曲がらないように、ネジの上にアタッチメントを合わせます。(p_-)

赤い矢印がバックプレートのネジです。(3個付いています)


タイヤレバー等でバックプレートのネジまで高さを稼ぎます。

ハブの大きさに丁度良いソケットで押し出します。


赤い矢印がバックプレートのネジです。

ハブにはベアリングのインナーが残っていますが、これは後で外します。



次に、ハブベアリングを抑えているスナップリングを外します。

赤い矢印の位置にスナップリングプライヤ―等を引っかけて取り外します。



ハブベアリングを取り外します。

丁度良いアタッチメントを設置して取り外しです。

アタッチメント言ってますが、今まで交換したハブベアリングの残骸を使っています。( *´艸`)


下にアタッチメントを敷き、ベアリングが抜けるスペースを作ります。


ハブベアリングより少し小さめのアタッチメントで押し出します。



ハブに残っていたベアリングのインナーを外します。


赤い矢印のハブにベアリングのインナーが付いています。


プーラーを使い外します。



分解完了です。







組み付けに入ります。

ハブベアリングの圧入からです。

このハブベアリングには裏表はありませんでしたが、裏表のある車もあるので注意です。


プレスにセットします。


アタッチメントは敷いていません。(不要です)

抜いたベアリングを使って圧入します。

ベアリングのアウター側を押して圧入です。

約200kPaの力をかけます。



スナップリングを付けます。

スナップリングの合口はABSセンサーの穴側に向けます。



ハブの圧入をします。

ハブの下側にアタッチメントを敷いてハブボルトが抜けないようにします。

ハブボルトに力がかからないようにセットします。


ハブベアリングのインナー側を押して圧入します。

インナー側を押せるアタッチメントを使用します。

約200kPaの力をかけます。



最後に、ハブの動きを確認します。

回転させてスムーズに回るかを確認します。

私の場合はゆっくり左右に回転させながら圧入していきます。

真っ直ぐ圧入できてなかったり、失敗していると回転が硬くなります。




再度、動きとスナップリングの取り付けを確認して作業完了です。


今回は、若干錆びていましたが、スムーズにベアリングが抜けてくれました。

おかげで、2個交換しましたが、1時間ぐらいで作業完了しました。