・・・・・ご用命・・・・・
エンジンの調子が悪いので点検してほしい。
・・・・・情報・・・・・
車の加速が悪い。
・・・・・作業・・・・・
症状的に何処か1気筒爆発していないような感じです。
パワーバランス点検をすると、1番シリンダが爆発していないようです。
1番のイグニッションコイルを抜いてもエンジンの調子に変化がありません。
2番と3番のイグニッションコイルを抜くとエンストします。
次は、何が原因で爆発していないかを探っていきます。
まずは、点火系から点検します。
プラグギャプテスターでイグニッションコイルの2次電圧を測定します。
すべてのシリンダーで『3万ボルト』異常ありませんので、問題ありませんでした。
スパークプラグも1番と2番入れ替えましたが、パワーバランス点検で変化なしです。
点火系は正常でした。
次に燃料系の点検です。
2番と3番は爆発しているので、もし異常があるとするならばインジェクタですが、スパークプラグも湿っているしガソリンの臭いもします。
大丈夫そうです。
自信はありませんが・・・(/ω\)
残るは圧縮点検です。
順番に圧縮点検していきます。
1番シリンダから点検していきます。
0M㎩です。 Σ(・ω・ノ)ノ!
まったく、圧縮がありません。
ゲージ壊れているのかな~。
とり合図、2番シリンダ行きます。
1.05M㎩です。
ゲージは壊れていませんでした。(^ω^)
3番シリンダも同じぐらいの圧縮でした。
基準値:1.23M㎩
限度:0.93M㎩
気筒差:0.1M㎩
完全にアウトです。
気になったので、プラグホールから小型カメラでシリンダ内を覗いてみました。
↑
1番シリンダ
↑
2番シリンダ
1番シリンダは湿っていて『ぐちょぐちょ』です。
エンジン内部が逝っているようです。(;_;)/~~~
エンジンオーバーホールか載せ替えか迷うところです。
今回は30000円ぐらいで中古エンジンがありましたので、載せ替えになりました。
工賃は別途必要になります。
点火系の故障は見かけますが、圧縮不良は久しぶりに見ました。(^ω^)