前回は、HVバッテリを降ろしました。
今回は、少し分解して勉強します。
・・・・・分解・・・・・
HVバッテリーのカバーを外します。
電流センサーを取り外します。
メインケーブルのナット1個と電流センサ固定ネジ2本で外れます。
ついでに、もう1本のメインケーブルのナットも外します。(後で外すので。)
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電流センサ
バッテリコンピュータを取り外します。
コネクタ2個とネジ3本で外れます。
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バッテリコンピュータ
サービスプラグのケーブルを外します。
ナットを2個外します。
後は、黒いカバーを外すと、ケーブルはHVバッテリから離れます。
HVバッテリ本体を外します。
上側の角のナットを2個外します。
そして、バッテリの下側に固定ボルトがたくさんありますので、全部外します。
HVバッテリを浮かせて準備します。
下側にボルトが多数あるので、全部外します。
後はHVバッテリを持ち上げて取り外します。
分解終わりです。
・・・・・構造・・・・・
HVバッテリシステムの構造を確認します。
HVバッテリシステムの構成を大きく分けると『HVバッテリ本体』『バッテリコンピュータ』『電流センサー』『バッテリ冷却ファン』となります。
他にも『バッテリ温度センサ』『バッテリ吸入空気温度センサ』などもありますが、一般的にHVバッテリと一体で交換するようなので、今回は省略します。
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HVバッテリ本体
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バッテリコンピュータ
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電流センサ
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冷却ファン
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バッテリ温度センサ(3個付いています)
HVバッテリは非常に重いです。
例えるならトランスミッション並の重さでした。
・・・・・バッテリブロック電圧点検・・・・・
診断機でコンピュータが認識している電圧を確認できます。
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バッテリブロック電圧
すべて、15.6V前後です。
バッテリブロック電圧は1つ飛ばしぐらいで配線が入っています。
この配線で各バッテリブロックの電圧を測っているようです。
実際にバッテリブロック間の電圧を測ってみました。
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1ブロック~2ブロック間 約16V
怖かったので大きめのレンジで測定しています。
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1ブロック~4ブロック間 約32V
診断機 15.6V。
テスター 約16V。
実測と診断機のデータを使うと、『HVバッテリ本体』と『バッテリコンピュータ』の故障の切り分けができるのかも・・・・・。( *´艸`)
実測とコンピュータの認識が違うとなれば、配線の抵抗かコンピュータの不良の可能性が高いと思われます。
私の勝手な考えですが・・・・
温度センサは温度に対しての抵抗値が決まっているので、比較して点検するようです。
冷却ファンも診断機で強制駆動させて作動は点検できるようです。
なんとなく、整備できそうな気分になってきました。
できそうな気分になったところで、今回の勉強はここまでにします。(^_^)v
もちろん、組み付け後も車は良好に走っていますよ。(^ω^)