2015年10月14日水曜日

ECCSリレー不良(アトラスSH2F23) 『エンジンがかかりません』(/ω\)

アトラス(SH2F23)が積載車でご入庫しました。


このアトラスは、ガソリン車です。

しかも、ディストリビュータ付き。




アトラスはディーゼル車だと思っていました。Σ(・ω・ノ)ノ!


・・・・・依頼内容・・・・・

エンジンがかからなので、点検修理してほしい。




・・・・・作業・・・・・

どんな具合か現象確認します。

エンジンスタートします。

キュンキュンキュン

クランキングはしますが、初爆なし。

燃料ポンプの作動音は聞こえます。


じゃあ、火花点検します。

プラグギャップテスターをセットします。

そして、クランキングすると・・・・・



はい、火花飛んでいません。(/ω\)

ディストリビュータが壊れているのかな~。(;^ω^)


ディストリビュータと決めつける前にディストリビュータの電源等の配線から点検していきます。


ディストリビュータ(IGコイル内蔵)1次コイル側の入力電圧点検します。







0Vです。

電気が来てません。

これじゃ、火花も出ませんね。(;´Д`)


配線図確認・・・・・・・。

電源はECCSリレーから来てるようです。


ECCSリレーの作動音を聞いてみます。

一応、指も当てて振動も確認します。




カチ

ECCSリレーの作動音はしています。


次に、ECCSリレーの接点 出力側電圧点検します。


手前の緑の配線が接点出力の配線です。

0V

リレー接点 入力電圧点検します。


手前の白の配線が接点入力側です。

12.24V

来てます。


ECCSリレーを取り外して、単体点検します。







リレーは作動しているのに、接点側の導通がありません。

∞Ω(オーバーレンジのままです。)

リレーの接点不良かな~。(;´・ω・)


ECCSリレーを交換します。


ディストリビュータ1次コイル電源の接点は、
7番(入力)6番(出力)です。


エンジンかけま~す。('ω')ノ

はい、かかりました。


一応、走行テストもしま~す。

出足が若干悪い気もしますが、ガソリン車のトラックだとこんなものなのかな~。

荷物も積んであるし・・・・・・。

気になるほどの違和感もないし作業完了ということにします。
( `ー´)ノ












2015年6月5日金曜日

CVTフルード交換(ラクティスNCP120)『レベルゲージ無いですね」』( 一一)

ラクティスNCP120入庫です。


・・・・・依頼内容・・・・・

CVTフルード交換。(レベルゲージ無)

最近のCVTはレベルゲージが付いていない車が多いです。(;´Д`)



・・・・・作業・・・・・

レベルゲージが無いので、専用アタッチメントを使用します。

そのアタッチメントを取り付けるために、白いキャップを外します。





暖気して、交換前の油量を専用ゲージで測ります。



白キャップのついていた穴に、交換用アタッチメントを取り付けます。



フルード交換チェンジャーのホースをアタッチメントに繋ぎます。



後は、全自動で交換します。

『TC』というCVTフルードが使用されています。

今回は、対応している汎用オイルを約8ℓ使います。


交換後は、再度専用レベルゲージで測定します。


交換前に測定した位置に合わせます。

少なかったので、少し補充しました。

後は、白キャップを取り付けて完了です。

作業時間的には30分~40分ぐらいです。

工賃は12000円ぐらいです。(CVTフルード込)

今回の車は走行距離30000kmぐらいでしたが、結構汚れていました。

最近の車は定期的な交換が必要になってきました。

不具合が出る前に、早めの交換をおすすめします。('ω')



2015年5月27日水曜日

イグニッションコイル不良(ムーブL150S) 『エンジンの調子が悪いです・・・』(;´Д`)

ムーブ(L150S)が来店されました。


・・・・・依頼内容・・・・・

エンジンのチェックランプが点灯する。

エンジンの調子が悪い。

以上の2点について、点検修理をしてほしい。



・・・・・作業・・・・・

さっそく、車に乗って症状確認。

エンジンチェックランプ点灯しています。



診断機でチェックランプの内容確認。


P1300 イオン電流システム

なんじゃこりゃ~。

調べてみると、イグニッションコイル内にイオン電流回路というものが入っているようです。

このコイルが悪く失火したりすると、エンジンチェックランプが点灯し、このコード番号が入るようです。

イグニッションコイル

エンジンの調子も確かに悪いです。

加速時が特に悪く『ぼとぼと』ぼとついてエンジン振動が大きくなります。

この症状は、1気筒死んでいる(不完全燃焼)と私の勘が言っています。


お決まりのパワーバランス点検します。

1気筒ずつ、イグニッションコイルを抜いていき、エンジン振動に変化のない気筒を探します。

1番のコイルを抜いても、エンジン振動に変化なし。

2番・3番コイルを抜くとエンストします。


1番コイル不良ということで交換します。

エンジンも調子も戻り、エンジンチェックランプの異常コードも消去します。

イグニッションコイルは純正品しかなく、1本9300円程するようです。

先日もムーブで同じような症状がありました。

エンジンの調子が悪い時は、イグニッションコイルを疑ってみるのも良いかもです。

2015年5月26日火曜日

ヒューズ切れ(サンバーHH1)『エアコンの風が出ませんね~』( *´艸`)

営業車のサンバー(HH1)が入庫しました。


・・・・・ご用命・・・・・

エアコンの風が出なくなったので点検してほしい。

はい、エアコンなしで頑張ってください。

作業終了です。(^_^)v

営業マンには、厳しく行きます。( *´艸`)



・・・・・作業・・・・・

仕方がないので、作業します。

エアコンの風を確認。

無風です。

エアコンスイッチのランプが点灯してません。


もしや、ヒューズが切れて、電気が来てないのかな・・・・。

ということで、ヒューズ確認します。




フロントヒータエアコン(20A)のヒューズを取り外すと・・・。

切れてます。(真ん中が黒く焦げてます。)



とりあいず、ヒューズ交換します。


また、切れるかな~。

エアコンスイッチをON。

切れない・・・・。

勢い良く風が出始めました。

このヒューズに関連してそうなスイッチ等をいじり倒しましたが、ヒューズは無事のようです。

といことで、様子見ということで・・・・。

営業マンに納車します。

ヒューズ切れの原因は解りませんでしたが、よろしくお願いします。

だって、ヒューズ切れないんだもん・・・・・。(/ω\)










2015年5月18日月曜日

コンデンサファンモータ不良(アクティHH5)『エアコンの風が温いよ~』(;´Д`)

アクティが入庫しました。


・・・・・ご用命・・・・・

エアコンの風が温いので、修理してほしい。

今年もエアコン修理の季節到来かな~。('ω')


・・・・・作業・・・・・

さっそく、症状を確認します。

エアコンを最強冷にして、吹き出し口の温度測定。


約28℃まったくエアコンが効いていません。


エアコンのガス圧測定します。




高圧:2.1M㎩(正常時:約1.2M㎩付近)
低圧:0.65M㎩(正常時:約0.2M㎩付近)

低圧・高圧とも圧力が高いです。

この症状だと、コンデンサのファンモータが怪しいです。

ファンモータの回転を見てみると・・・・。


やっぱり、ファンが回っていません。
(通常エアコンが入っていると回っています。)

ファンモータまで、電気が来ているのか点検します。




エアコンのガス圧が2.0M㎩付近までは、約13V(正常)来ています。

ガス圧が高くなりすぎると、プレッシャースイッチが働いて、リレーをOFFにするようで、0Vになります。

約13V来ている状態でも、ファンモータは回っていないので、ファンモータ不良のようです。


さっそく、ファンモータを交換します。

交換には、コンデンサとラジエータも外しました。(>_<)



交換後のエアコンガス圧を点検します。


高圧:約0.9M㎩
低圧:約0.25M㎩

良い感じです。

エアコンの吹き出し口温度も点検します。


約12℃
(約28℃→約12℃)

1時間ほど様子を見ましたが、問題ないようで作業完了です。(^_^)v

今回の作業は約3時間程かかってしまいました。

暑い季節になってきたので、これからエアコン修理が増えそうです。(^ω^)

2015年4月20日月曜日

エンジンオイル交換(BMW E84)『オイルレベルゲージがない』Σ(・ω・ノ)ノ!

BMW(E84)が入庫しました。(/ω\)


・・・・・ご用命・・・・・

エンジンオイル交換。

時々、エンジンオイルの警告灯が点灯する。

オイルレベルゲージがない車は初めてで不安です。(;´Д`)

メーターにエンジンオイル量を表示させて量を調整する情報は手に入れました。(^_^)v



・・・・・作業・・・・・

まずは、現状のエンジンオイル量を点検します。

エンジンを始動します。

メーター中央の表示を左のウインカーレバーのスイッチを上下させて切り替えます。


切り替え前

切り替え後

次に、BCボタンを1回押します


BCボタンを押すことで、測定が開始されます。

時計のマークが出て測定中

測定完了

オイル量が少なく1リットル補充(∔1l)の表示が出ています。

これだと、オイル量が少なく、エンジンオイルの警告灯も点灯する可能性があります。

話に聞くところ、BMWはオイル漏れしていなくてもエンジンオイルは少しずつ減少するそうです。

10000kmぐらいだと、0.5~1.0ℓぐらい。('ω')

現状を把握したところで、オイル交換開始です。

点検時以外は、エンジンは止めた状態で行います。

オイルパンのドレーンボルトから抜きます。


オイルフィラキャップを外しオイルを入れます。



このBMWは4ℓでした。

今回は5W-40のオイルを入れました。

エンジンを始動して、オイル量点検します。

容量は、先ほどと同じです。


量もMAXラインでOKです。

オイル交換完了です。

最後にCBSリセットして作業完了です。(^ω^)

初めての作業で若干不安でしたが、無事終わりました。

2015年3月18日水曜日

フューエルポンプASSY交換(アクティ)『エンジンがかかりません』(-ω-)/

アクティがレッカー車に引っ張られて入庫しました。


・・・・・ご用命・・・・・

走行中にエンジンが止まってかからなくなったので修理してほしい。

故障診断と修理の依頼です。(^_^)v


・・・・・作業・・・・・

エンジンルームを開けて点検していきます。


症状的に、燃料系が怪しいので燃料系から点検していきます。

フューエルポンプの作動音は聞こえるので、パルセーションダンパを外して、燃圧を見てみます。


今回は燃圧計の取り付け形状が合わず、取り付けできなかったので、吐出量を見て確認しました。

赤線が液面の位置です。

整備書によると、フューエルポンプを10秒動かすと170ccぐらい出てくるようです。

今回は、なかなか燃料が出てこないので20秒ぐらいフューエルポンプを回しました。

頑張ったけど、25ccぐらいしか出てきませんでした。

十分な燃料が来ていないようです。

フューエルポンプの出口でも試して見ましたが、ほとんど燃料が出てきませんでした。




一応フューエルポンプの作動電圧とアース線を点検します。



作動電圧は12.29Vで問題なしです。




アース線は0.1Ωで、問題なしです。

原因は燃料タンク内の『フューエルポンプ』『フューエルフィルタ』『プレッシャーレギュレータ』に絞り込めました。

後は、外して点検かな~('Д')

な、なんとΣ(・ω・ノ)ノ!

中古のフューエルポンプASSYでの交換とのことで、すべて一体での交換になりました。

点検せずに、済んで少し楽ができました。(^_^)v

後は、部品を交換するだけです。

やる気が沸いてきました。( `ー´)ノ

燃料タンクを降ろします。




フューエルポンプASSYを交換します。



今回はASSY交換なので全部一体で交換します。

後は組み付けて、作動確認です。

エンジン始動して、走行テストも良好です。

燃料漏れも再度確認して、作業完了です。

ポンプ交換作業は約1時間程度で終わりました。

標準作業時間も1.2時間だし、こんなもんかな。('ω')