・・・・・依頼内容・・・・・
充電警告灯が点灯したので、点検修理してほしい。
・・・・・作業・・・・・
現象確認します。
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バッテリーのマークみたいなのが充電警告灯です。
確かに充電警告灯が点灯しています。
オルタネータの発電電流を点検します。
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アイドリング(ヘッドライト・エアコンOFF)時:0A
R端子(オルタネータの電源)電圧を点検。
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アイドリング(ヘッドライト・エアコンOFF)時
12.34V
12.34V
電源は来ているようです。
L端子(オルタネータの発電)電圧も点検。
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アイドリング(ヘッドライト・エアコンOFF)時:0.7V
基準値:約14V前後(周囲の温度で多少上下します。)
基準値目安:13.5V~14.5V
基準値から外れています。
整備書によるとR端子電圧正常で、L端子電圧が基準値から外れていたら、オルタネータ交換になります。
気になったので・・・・。
このオルタネータのコネクタ端子には、後『FR端子』『G端子』がありました。
コンピュタ―でオルタネータ―の発電をコントロールするための端子みたいです。
『FR端子』:オルタネータの発電負荷の大きさの信号を出力している端子。
『G端子』:オルタネータの発電負荷に応じてコントロールする端子。
※電気負荷(ヘッドライト・エアコン)が増えるとG端子(デューティ制御)アース接続トランジスタのOFF時間を長くして発電量を高める制御をする。
※FR端子が断線するとコンピュータが異常を検知してG端子(デューティ制御)をOFFにする。
よく理解できませんでしたが、要はFR端子断線させてると、発電制御をやめて、たくさん発電する。
ということで、良いのかなぁ~。(>_<)
一応やってみようじゃないか。( `ー´)ノ
FR端子断線状態でL端子電圧測定。
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L端子取外し。
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L端子電圧:0.7V
変わんないじゃん・・・・・。
オルタネータ壊れているから、変わらないのかないのかなぁ。(p_-)
まあ、整備書には『R端子』正常で『L端子』が基準外ならオルタネータを交換となっているので、オルタネータを交換します。
予算の都合上、中古オルタネータになりました。
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右側が正常な中古オルタネータです。
交換後、発電電流を点検します。
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アイドリング(ヘッドライト・エアコンOFF)時:29.2A
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アイドリング(ヘッドライト・エアコンON)時:51.9A
見事に発電しています。
基準値:ヘッドライト・エアコンON時に33A以上
正常です。
充電警告灯も確認します。
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消えています。
L端子電圧はどうなったかなぁ~。
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アイドリング(ヘッドライト・エアコンOFF)時:13.37V
基準値内です。
どうやら、修理できたようです。
『FR端子』『G端子』と不安な要素がありました。
今回の作業を教訓にオルタネータの勉強をやり直します。(>_<)