2014年9月15日月曜日

ヘッドライトディスチャージバルブ不良(アトレー) 『暗い・・・明かりをください。』(@_@)

アトレーさんご来店です。

・・・・問診&症状確認・・・・

『ヘッドライトが、突然消えるので、点検してください』

どれどれ、ライトON。

約15分後、右ヘッドライト(ロービーム)消えました。

よく見ると、アトレーさんは、ディスチャージバルブです。

ディスチャージヘッドライト仕様があるんですね。

『右側だけが消えるのですか。?』

『いえ、左も消えます。1回、スイッチをOFFにすると点灯はできます。』

スイッチOFF。そして、ON。

右ロービーム復活。(@_@;)

『症状はわかりましたので、お預かりします。』

『高電圧部の故障の場合は、部品交換してみないとわからない場合がありますので、その時はご連絡させていただきます。』



・・・・作業開始・・・・

ヘッドライトスイッチON~。


点灯良好。

約20分後。


はい、右ロービーム消えました。

右が良く消えるので、右側から攻めてみます。

バンパーと右ヘッドライトを外します。




右ロービームの作動電圧を測定したいので、セッティング開始します。

まずは、右ロービームのプラス側とアース側に測定端子を差し込みます


そして、テスターをセット。



ライトスイッチON

右ロービーム点灯時の電圧測定。


約13.7V 

ライトが点灯しているので、もちろん、電圧あります。

はい、約20分ぐらいでライト消えました。

消えたときの電圧測定。


約14V 電圧あります。

電圧があるのに消えています。

高電圧部の不具合ですね。

もう一度、確認したいので、スイッチを一旦OFFにして再度点灯させます。

今度は、なかなか消えないと、思ったら左ロービームが消えています。(;一_一)

これならどうだ。


もう、どちらが、消えても大丈夫。

はい、左消えました。

消えたときの電圧測定。


約14V 電圧あります。

ここから先は
『ヘッドライトコンピュータ(バラスド)』
『配線』
『ディスチャージバルブ』
しかありません。

不具合箇所を絞り込みたいが、高電圧部で点検できない。(-_-;)

しかも、左右とも消えるので、左右のディスチャージバルブ入れ替えても意味がない。

困ったな~。(^^ゞ

まあ、配線だけでも点検します。


接触抵抗もなさそうだし、問題なさそうです。

ディスチャージバルブを交換して様子を見ることにします。

お客さんの了解を得てディスチャージバルブ交換。


そして、点灯確認。


1時間放置。

消えません。

再度、スイッチOFF、ONして2時間放置。

消えません。

ディスチャージバルブ・・・怪しい。(;一_一)

新車購入して5年間ディスチャージバルブは交換していないとのことで、単なるディスチャージバルブの寿命だった気がします。

市販の安いディスチャージバルブは1年ぐらいで寿命を迎えることがあるそうです。

今回は、お客さんに納車して様子を見てもらうことになりました。

ヘッドライトが消えないことを祈ってお客さんに納車しま~す。

『南無~』